建設業許可申請のご依頼をお受けする中で、この言葉が出ると、私は少し注意します。
目次
「前に聞いた話」が出てきたとき
「契約書に詳しい方から聞いた。」
「先輩や同僚が言うには〇〇だ。」
「この書類で代用できるはず。」
「以前、建設業許可申請をした人が『そんな面倒なことはしなかった』と言っていた。」
もちろん、善意で教えてもらった情報もあるでしょう。すべてを否定するわけではありません。
なぜ注意するのか — 申請は一つとして同じではない
ただ、建設業許可申請は、都道府県や申請内容、証明方法によって、必要書類や確認事項が異なることが少なくありません。同じ「建設業許可」でも、どの県に、どんな立場で、何を根拠に申請するかで、求められるものが変わってきます。
他の会社で通った方法が、自社でも通るとは限らない
他の会社で通った方法が、そのまま自社でも通るとは限りません。「前に聞いた話」をそのまま当てはめてしまうと、あとから補正や追加資料を求められ、かえって遠回りになることがあります。
「あの人はやらなかった」という話も、その人の申請内容では不要だっただけで、あなたの申請では必要、ということは珍しくありません。
私たちは「今回の申請の根拠」を一つひとつ確認します
そのため私は、誰かの経験談ではなく、今回の申請で必要となる根拠を、一つひとつ確認しながら進めます。
遠回りに見えても、その方が結果的に補正や追加資料を減らし、許可取得への近道になることが多いからです。確認を省いて急ぐより、最初に足場を固めるほうが、最後はかえって早く着きます。
「前に聞いた話」ではなく、「今回の申請」で判断する
建設業許可申請は、「前に聞いた話」ではなく、「今回の申請」に合わせて判断することが大切です。
「自分の場合はどうなのか」を確かめたい方は、まずは覚えている範囲でお話しください。今回の申請に必要な根拠を、一緒に一つひとつ確認していきます。